初夏から増え始める食中毒に注意!~毎日の食事を安全に摂るために~|管理栄養士の健康コラム

皆さんこんにちは。
先日早々とサンダルデビューした管理栄養士のKです。
気温の上昇に伴い、少しずつ夏を感じ始める季節となりました。
これからの時期は、食中毒のリスクが高まるため食事の準備には注意が必要です。
体調を崩すと仕事のパフォーマンス低下にもつながるため、
毎日の食事を安全に摂ることが大切です。
本日は、食中毒を防ぐために意識したいポイントをご紹介します◎
食中毒の原因は?
食中毒とは、原因となる細菌やウイルスなどが付着した食べ物を食べることで、
下痢、腹痛、嘔吐、発熱などの症状が起こることをいいます。
食中毒の原因はさまざまですが、夏場に特に注意したいのは細菌による食中毒です。
細菌は、温度・水分・栄養などの条件が揃うと増殖しやすくなります。
特に温度は細菌の増殖に大きく関係しており、一般に20〜50℃は細菌が増殖しやすい温度帯とされています。
また、水分や湿度が高い環境では細菌が増殖しやすく、気温と湿度がともに上昇する夏場は、細菌による食中毒が増えやすくなります。
食中毒を防ぐ3つのポイント
食中毒は原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内に侵入することによって発生します。
食中毒を防ぐには以下のポイントが原則になります。
つけない
→手洗いの徹底、器具の洗浄、消毒
増やさない
→適切な温度での保管・調理後は速やかに食べる
やっつける
→加熱処理(中心部を75℃で1分以上加熱が目安)
原因になりやすい食品・料理
🔸加熱不足の肉・魚・卵
中心部まで十分に加熱されていないと、細菌が残存する可能性がある
→中心部までしっかり加熱する
🔸煮物・カレー
大量調理や作り置きでは冷却に時間がかかり、細菌が増殖しやすい温度帯が長く続く
→小分けにして冷ます、再加熱時はよくかき混ぜ、十分に温める
🔸和え物やサラダ
水分が多く、加熱後に手作業が入ることで細菌が付着するリスクが高まる
→清潔な器具を使用し、調理後は早めに食べ、長時間常温で放置しない
🔸おにぎりなどの穀類
手指の細菌が付着し、常温で増殖する
→加熱で細菌は死滅しないため、手洗いの徹底、手指に切傷や化膿がある場合は食品に触れない
調理後は早めに食べ、長時間常温で放置しない
🔸チャーハン・パスタなどの米飯・麺類
調理後に長時間常温で放置すると、熱耐性のある細菌が増殖することがある
→加熱で細菌は死滅しないため、調理後は早めに食べ、長時間常温で放置しない
オフィスでの食事の際に気をつけたいポイント
✔食事前は手洗いを
✔お弁当(自宅調理・持参)
加熱する
しっかり冷ます
汁気を減らす
保冷剤使用
✔テイクアウトやデリバリー
長時間持ち歩かない
冷蔵保存する
購入後、速やかに食べる
初夏の食中毒対策まとめ
食中毒は、気温や湿度が高くなるこれからの時期に特に注意が必要です。
「つけない・増やさない・やっつける」を意識し、日々の取り扱いや保存方法を見直すことが大切です。
毎日の食事を安全に摂ることは、体調管理だけでなく、仕事のパフォーマンス維持にもつながります。
オフィスでの食事においても、温度や時間を意識した工夫を取り入れながら、
食中毒対策を継続していきましょう◎
◆参考文献
厚生労働省 食中毒
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
政府広報オンライン「食中毒を防ぐ3つの原則、6つのポイントとは?」
https://www.gov-online.go.jp/article/20110602/entry-8196.html?utm_source=chatgpt.com
花王プロフェッショナル・サービス「食中毒の原因」
https://pro.kao.com/jp/sanitation-navi/food_poisoning/basic/factor/?utm_source=chatgpt.com
厚生労働省 第4回 食べ残しの持ち帰りに関する食品衛生ガイドライン検討会 資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45039.html
